ダイキン東京様が企業としてのこれからのテーマについて、取材協力いただいた方の個人的意見をお聞きしてみました。お話しいただいた内容は 2つ。一つは空調機専門メーカーとして新しい空気環境を創造してくこと。そしてもう一つは、エネルギーもお金も無駄にしない製品を提供していくこと。これは、製品を開発するという立場、そして製品を使っていただくという立場の 2つが見事なバランスのなかで融合されているご意見だと思います。
ダイキン工業株式会社様では、湿度コントロールをエアコンから切り離した「水配管レス調湿外気処理機デシカ」に代表されるように、空気を扱う空調機専門メーカーだからこそできる発想、それを実現する技術力があり、それは空気を創造するという考え方にルーツがあるようです。
また、どんなに素晴らしい製品を生み出しても、それがお客様に伝わらなければ使っていただくことはできません。省エネタイプの空調機は正しく導入すれば必ず光熱費のコスト削減につながる。そのことを啓蒙的にひろく伝えていくことが、メーカーとしての使命の一つであるといいます。
オーナー様やテナント様と、ご協力企業様との間に立ち位置をもつ PMにとって、利用者側のニーズを吸い上げつつ、提供者側の意図とメリットを伝えられる場所を持ち、そこを主戦場としています。私たちが、より質の高いサービスをご提供していくためには、このコーディネーターとしての立場をよく理解し、その時々の状況にあった行動をあらゆる選択肢の中から正しく選定していくことが、ビルに係わる全ての方々へ最大限のメリットを提供できる唯一無二の方法だという思いを改めて確信でき、当社が取組むべきテーマであることを痛感しました。
>取材メモ
このようなトータルな対応をするためには、当社 PMのように、ビル運営のあらゆる面を1人の専任プロパティマネージーが対応するシステムのメリットが再確認できました。しかし、それは PMの取組姿勢如何によっては、重要なポイントを見逃すリスクにもつながるので、たゆまぬ知識と品質の向上が組織的に必要であり、このような協力企業様と協業する姿勢こそ、当社のサービス品質を高める秘訣なのだと思いました。
※本記事は2009年10月15日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:ダイキン空調東京株式会社