ダイキン空調東京株式会社様編(2)

当社ではダイキン東京様から空調改修工事のご提案資料を頂いております。テーマは、省エネシステムの実現です。実在のオフィスビル１棟に対する当社管理における知識をもとに、ダイキン東京様が擁する空調設備導入シミュレーションソフトを活用して、「経済性」「環境性」などの観点を踏まえ、その建物にあった空調設備のご提案をいただくというものです。

ご提案資料によりますと、一般的な標準タイプの空調設備と比較して、省エネタイプの最新設備を採用した場合、当該オフィスビルでは、「経済性」の大部分を占める電気代は、年間 48%の削減、また「環境性」の指針となる CO2の排出量は 49%の削減、という数字が出ました。

このご提案をPMの視点から見れば、テナント様にとって光熱費削減という大きなメリットになるのはもちろんのこと、ビルオーナー様にとっても有効な投資となることが期待できます。

このシミュレーションでご提案いただいた、省エネの空調設備は、既存配管を流用したスピード更新が可能であり、入居中のテナント様にご迷惑をお掛けする期間を短縮でき、従来比 49%の省スペース化を実現しています。具体的データを使用したシミュレーションを事前に行い、設備提案することは、PMとして必要な役割であり、オーナー様、テナント様へのより質の高いサービスを提供するために活用させて頂いております。

当社 PMは、このような事例が数多くありますので、様々なメーカーの特徴も踏まえ、それぞれのビルにあったご提案が可能です。

>取材メモ
シミュレーションの結果に関しては、実際の気温や、運転時間、貸室用途など、各テナント様の状況によりデータが異なりますので、一概にはいえませんが、実際のオフィスビルを対象としてシミュレーションしていること、冷房・暖房の期間や運転時間、そして契約電力会社など、詳細なデータを入力して算出を行いますので、現実に近いシミュレーション結果だと思われます。

※本記事は2009年10月15日取材時点の情報を元に作成しております。