上司
この
ホールを通って、奥のエレベーターまで行く。
社員A
通路も明るいですね。メタリックな感じでカッコイイです。なんか、こうビルに入った瞬間にキリっとモチベーション上がるというか。
上司
この通路は、ビルのテナントさんも、外部からの訪問客も必ず利用するからね。大切な場所だ。そして、ここにも…
社員A
あ、セキュリティシステム。エレベーターの入口にも、ですか?
上司
そう。これは、その階を利用しているテナントさんが警備を解除しない限り、エレベーターが止まらない
不停止機能がある。つまり、無人になったオフィスに、このセキュリティを適用すれば、エレベーターはその階には止まらないので、専用部はおろか、共用部にも入れないんだよ。
社員A
確かにエレベーターが止まらないというのは、しっかりガードされているように感じます。
上司
それだけじゃないぞ。エレベーターの中に設置された
カメラは、長時間録画が可能なハードディスクを搭載した録画システムが常時稼動しているんだ。
社員A
なるほど。エレベーターの不停止機能とカメラはとても安心感があるし、不審者などの侵入を防いでくれる頼もしい仕組みですね。
上司
勿論それもあるが、これだけの高セキュリティが装備されていれば、個人情報を多く扱う企業などは、それを会社の「売り」にできるし、訪問したクライアントからの信頼度を高める効果もある。
社員A
そうですね。このビルにオフィスがある会社に仕事を依頼するとしたら、印象を損ねることはまずないし、意識の高さを感じると思います。重要な情報を預けるのであれば、なおさらですね。
上司
さあ、最上階に着いたぞ。