上司
まず、不特定多数が入れるビルと入れないビルでは、どちらのセキュリティが高いかな?
社員A
もちろん、不特定多数が入れないビルですよね。
上司
君は外回りのとき、パスモを使っているね、あれって、面倒かな?
社員A
いえ、ICカードって、かなり便利だと思います。
上司
そう、小銭で切符を買うしかなかった時代から比べれば、技術の進歩の成果だと思うんだ。
社員A
確かに、ICカードで認証するのは、小さな手間かもしれません。
上司
現時点では、面倒ではないセキュリティというのは、極端に言えば、成立しないと思うんだ。やはりどこかで、ビルへの入退室をチェックしなければいけない。ビルによっては、中へ入るのに受付で自分の会社名や名前、それに訪問先なんかを書くだろう?
社員A
外来者はやむを得ないとしても、日常出入りする社員のことが気になるんです。
上司
君が感じたとおり、出来る限り入退室のストレスはケアしなくてはいけない。だから当社ではICカードをかざすだけで認識出来る
非接触型ICカードのシステムを採用しているんだ。
社員A
なるほど…。セキュリティだけに気を取られず、それを利用する人の事も考えて設計されているわけですね。
上司
そう。高いセキュリティを保ちながら、そこに生じるストレスを極力少なくしていくことが基本なんだ。さぁ、なかに入ろう。