なぜ、セキュリティニーズが高まっているのでしょうか?
その具体的事例として、「プライバシーマーク」があります。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、プライバシーマーク制度は、1998年4月より運用が開始された、「個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等」が使用できる認証制度です。業界によってはこのマーク取得が必須であり、企業の存続を左右するほど重要なテーマとなっています。
それらの企業に欠かすことの出来なくなったプライバシーマーク取得のためには、立入を伴う現地調査を含め、厳しい基準をクリアしなければいけません。そこでは、オフィスのセキュリティ体勢も問われることになります。
こうした背景の中、「セキュリティの高いビルに入居したい。」のではなく、「入居しなければならない。」という企業が増えつつあります。必要に迫られたセキュリティの強化。もしも現在入居しているビルがその条件を満たさなかったとしたら、テナント様は必然的に新しいビルを探すことになります。
この状況一つとっても、十年前とは違う時代背景の中で、テナント様のニーズがセキュリティに向けられている好例だと思います。