求められるのは「フレキシビリティ」-3-例に挙げたビジネスは、世の中に鋭敏に反応して、フレキシブルにアクションを起こす、いわば「時代に対しての」柔軟性であると思います。変化し続ける都市に生きるオフィスビル、その運営に携わるPMとして時代が求めるものを察知し、お客様に提供するために努めることはとても大切なことです。
しかし同時にこの「フレキシビリティ」は、いま目の前にあるニーズに対応するという点で、常に“現在”という時間軸を伴っています。つまり、いまのこの時代は永遠に続くものではないということを認識した上で先を見据え、時代に偏り過ぎない柔軟性を以て事に当たっているか、自らの行動を見つめなおす必要があると思うのです。そしてその姿勢の裏づけは、オーナー様、テナント様の満足を追及する私たちPM個人の「フレキシビリティ」によって支えられていなければなりません。
時代を把握しつつ時代に流されることのない本当の意味での「フレキシビリティ」を持つことが、お客様に向けた最善のサービスの提供に繋がるのだということを改めて認識し、これからも努めていきたいと考えています。