「サスティナブル」なサービスを-2-サービスのあり方について改めて考えさせられたのは、私が利用している「ある有料サービス」で提供されていたサービス内容が変化し、それにより私の生活に多少の不便が生じたことに起因しています。
そのサービスを選んだ時点で、私のライフスタイルに最も合致しているという理由で選択し経緯がありました。今回の変更を受けて私の中に生じたのは、個人の裁量ではどうにもならない市況の変化や、内容を改めざるを得ない規制の改編に端を発するサービス低下に対してでなく、決定された企業の方向性についてはがき一枚の連絡も行わず、全てが済んだ後にその手続きのみを伝える通知が突然告げられたことにしての戸惑いと不満でした。
どんな理由で変化の必要が生じたのか、その実情まで詳しく窺い知ることはできません。しかし少なくともサービスの提供を受ける側にとって、何の前置きもなく明らかに今までより不便を強いられることになった事実は、経営基盤の悪化をも連想させる大きなマイナスの要因になります。そのような個人感情も踏まえて、この経験は同じサービス業に携わる者として見過ごしてはいけない事実だと感じ、自らの業務を思い返して考えてみたのです。