エントランスホールのフリースペース今どきの大型分譲マンションで、1階に共用ラウンジスペースがある建物をご覧になった方も多いと思います。エントランスに入ったところに、座り心地の良さそうなソファーが置かれているスペースです。基本的に共用空間になっていて、誰でも自由に利用することができます。
私は、オフィスビルにもこのフリースペースを設けることが、ビルの差別化として有効だと思います。ここで大事なポイントは、1階にこれを設けること、そして中小規模のビルにこそ効果が期待できるという点です。
1階に設けるということの根拠は、会社というよりビルにお客様が来館するという感覚を植え付けるためのものです。もちろん内部のテナント様も利用していただける共用空間なのですが、そこを敢えて外部の方に見せ、解放することで、ビルへの歓迎感を印象づけることができると考えます。
例えば、待ち合わせなど、ちょっとしたシーンにお使いいただくことにも可能です。さらにこれを中小規模のビルで行うことは、パーソナル感が演出できるので、暖かい印象があり、来館された方への「おもてなし」感をより伝えることができるのではないかと思います。