横並びからの脱却ニーズや価値観の変化が必要の母となり、進化が起こることで、私達の生活は急激な発展を遂げてきました。現状より良いもの、もっと便利なものを求め、技術の進化や開発によってそれらが現実のものとなることで、私達はリニューアルを続ける「快適」を手にしてきたように思います。
オフィスビルではどうでしょう。私はすでに、快適性という意味では飽和しており、過渡期にきているのではないかと感じています。私達PMが、オフィスビルを実際に利用されているテナント様のご要望に対して真摯に対応し、オーナー様へはクオリティの高いビル運営のための設備をご提案し、それらを実現してきたなかで、オフィスビルの快適さを約束するための設備能力は、実は横並びに近付いているのではないかと感じることがあるのです。
未来を見据えたビル運営を考えたとき、オフィスビルにより明確なコンセプトを持たせることが差別化となり、選ばれていくビルになってゆくのではないかと感じることがあります。この点について、効果が期待できる例を挙げてみたいと思います。