「記録した履歴を資料として活用する」という言葉をビルメンテナンス業務への応用例として、空調の故障が発生した場合、空調のトラブルそのものは、それほど特別な故障ではありませんが、テナント様の業務に支障をきたすため、非常に重要な対応です。
そのため、PMもいくつかの事例は経験しており、自分の頭の中で故障原因を確定することが可能なケースも多くありますが、それを自分の経験だけで捉え行動を起こすと、そこに思いこみや認識違いが生じることが考えられます。
間違った判断を防ぐためには、故障原因を経験から予測し、事実を元に原因を突き止めて対応し、完了までを記録して保存。そして、それ以降の正確な対応をサポートする資料として活用する、というサイクルの積み重ねだと思います。
企業としてはもちろん事例データは蓄積していますが、外出先での突発的なトラブルや、何よりもスピードを優先とする緊急事態には、自分の経験や頭の中での予測よりも、いつでも参照が可能なサポート資料を活用できる方が、効果的であり、最短での対応が可能になると私は解釈をしています。 そうして質の高い仕事をして、周囲から評価されることが私の仕事の糧となります。