次世代のビル運営を考えるとき、現場のプロパティマネージャーとして、様々な立場や理由から、高セキュリティ化を求める声が非常に高まっていることを、肌で感じています。
ただ、セキュリティを強化するためには、ビルによっては、単純にセキュリティ設備の追加だけではダメで、建物の動線や耐震補強など、構造躯体まで変更しなければならないこともあります。
そこまで行かなくとも、最近のセキュリティ機器を導入するのでも、決して少なくはない予算を確保しなければなりません。今すぐ計画をはじめても、それが実現するのは、先のことになってしまうかもしれない。それでも、この高セキュリティ化の波は、確実に高まっていくと思います。
当社はプロパティマネジメントの専門家として、より高い水準の要求に応えられるビルの機能を、ハード面だけでなく、ソフト面でも提供していく必要があると思います。
その要求に限界はなく、日々、テナントさんの声を聞き、新しい技術を吸収していくことも、私たちの重要な役割です。そして、より高品質で、低コストのセキュリティ機能を提供することが、次世代へ繋がっていく成果だと思います。