今後のもうひとつの課題としては、テナント様の満足と信頼に基づいた管理運営を遂行することです。たとえば飲食店なら「おいしかったよ」「また来るね」の一言がお店を高める原動力になっているように、「いつも快適な空間をありがとう」とテナント様から何気なく言われるような、さりげなくクオリティの高いマネジメントを行っていくということです。
マクロな視点で見れば社会環境の変化を重視しなくてはいけませんが、それと同時に私たちPM担当者が大切にすべきなのはミクロ的な視点だと思います。まず自身が担当しているビルを知り尽くし、よりクオリティを高めるために何をすべきかを考え、実践することが求められているはずです。
担当させていただいているオフィスビルを、オーナー様のために、テナント様のために何を改善し、どう持続させ、どうやって成長させていくか。そのために自分がここにいるという意識を常に持ちながら前に進みたいと思います。そして、それが本当にビルの価値を高めるリーシング活動の本質だと考えています。