ひとつお聞きします。
皆さまのオフィスの入口は、開いていますか?閉めていますか?例えば販売会社など、頻繁に人の出入りがあるオフィスでしたら、お客様の来客に備え、やはりドアはオープンにしているかもしれませんね。
ところが、IT企業や保険会社など比較的個人情報を多く扱う企業ではどうでしょう。中には、ドアを完全にクローズし、カードで認証しないと室内に入れない企業も多くあります。
オフィスへの入口が閉められていて、認証してからはじめて開かれる。これすら、数年前では一般的とは言えないものでした。むしろ、外部からの訪問者に対して入口に受付を設け、セキュリティを保つ企業は、一般的でした。でも、オフィスに認証ゲートを設ける場合は、その企業で働くスタッフでも、認証を通過しない限り自分の職場に入れなくなるわけですから、だいぶ話が違ってきます。
そういう私も、あるビルに用事があって立寄ろうとしたのですが、認証カードを持参せず、入れなかった経験があります。この、ドアを常にクローズにする方式のセキュリティを採用する企業は、増えてきていることは事実です。
数年後には、ドアが閉じられていることが常識、となるかは分かりませんが、近年のセキュリティ対策で、オフィスの入り口に対する常識が変化していると感じます。