上期の反省をするうえで、最初に、私のマネジメント上の改善点としてまず挙げたいのは、もっと先を見る環境づくりを推進することです。
リーシングでの受注も進展し、チームのモチベーションが上がっていた一方で、既存物件の管理運営に加えて、受注案件の諸業務が重なり、物理的な仕事量が増えたのも事実で、それが「次」のことや「先」のことへの意識を阻害する要因になっていたのではないかと思うのです。
新規リーシングという業務を、募集から商談の機会をいただくまでのプロモーションと、商談を重ねて成約をいただくまでのネゴシエーションに大別した時、プロモーション時にはその先のネゴシエーションを、ネゴシエーション時にはその次のプロモーションを視野に入れることや、その2つの業務のバランスを意識することなど、各プロパティマネージャー(PM)に対し私がマネジメントすべき部分は拡大しています。各自は、遂行すべき案件が多いほど頭を回転させなくてはいけないので、おのずと視野の広がりも持て、スキルアップにも繋がると考えています。