当社の社員教育はOJTが中心です。現場同行をしながら、仕事の流れをつかんでもらいます。その一方で、OJTは案件の発生ベースでしか経験できないという側面を持っているというのが私の考えです。
そこで、知識面については文書に目を通す機会をできる限り増やすことで、その蓄積ができるように心がけています。ですから、チーム内では新聞や記事などの回覧を頻繁に行っています。パッと読んだだけであっても、その記事に関連する案件に直面したときの基礎知識として活用できます。
また「街をよく観る」ということ。建築物はよく観察すればするほど、様々な工夫が生かされていることが見えてきますし、街の風景や店舗の立地や業種は、今このエリアがどのような環境とニーズを持っているかを表しています。
これは私の経験上からくる取り組みですが、普段は通らないルートに足を伸ばすだけでも意外な発見があるものです。OJTで具体的な業務知識を学びながら、自分の目と足で新たな情報を吸収することでPMとしてのクオリティがさらに高まっていくと考えています。
>OJT(On the Job Trainingの略)とは企業内で行われる職業指導手法の一つで、職場の上司や先輩が部下や後輩に対し、具体的な仕事を通じて、仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを、意図的・計画的・継続的に指導し、修得させることによって、全体的な業務処理能力や力量を育成する活動