PMの仕事は多岐にわたりますが、その根幹は極めてシンプルです。ご要望や起きた事例に対して、マジメに、適切に、最大限に、やれることをやるということです。とは言え、現場は生き物。時として一人のキャパシティを超えるような案件が発生するケースもあります。
こういった場合、先ほど述べたPMという仕事の根幹がすべてにわたって実践できているかどうかが非常に重要です。余裕がない時にこそ、自分の能力を最大限に発揮し、それを糧に次のステージへ向かってほしいと考えています。
ですから、私は経験の浅いスタッフに対しては仕事量を増やすことにしています。もちろん、本人はやらなければならないことを一生懸命こなしていきます。そして、ある段階で業務が落ち着くと、その時点でゆとりが生まれ、当時のそのスタッフにとっては一生懸命にこなしていたはずの仕事にも反省点が必ず見えてきます。その振り返りが本人にとっての今後の課題と取り組みへと結びつき、次の案件へ活かされていくのではないでしょうか。