以前、あるデザイナーズ物件を調査した際、とても美しいスイッチカバーを使用していました。それが大変印象に残り、自分が担当させていただいているビルの改装時に応用したことがあります。
通常、オフィスのスイッチカバーというものはメタリックで無機質な、いうなれば味気ないものが多いかと思います。コンセントや照明もしかりです。しかし、そこにちょっとした気配りやセンスを感じていただくことができれば、テナントさまのビルに対する印象がアップします。みなさんも、旅館や飲食店などで、例えば野の花を使った箸置きに好印象を持ったことなどがあるかもしれません。決して多くの費用をかけてはおりませんが、細かい点に気を配っている、というアピールが可能となります。
例え築年数が経過したビルでも、当社が管理する物件はメンテナンスに万全を期しておりますし、ビジネス環境をサポートする設備は整えています。しかし、ビルの外観同様、人間は目に付くものに影響されやすいものです。オフィスとして必要な条件を満たした上で、テナント様の決め手となるものは何か。それは、気配りやサポートが行き届いてる、という実感なのだと思います。実際に、その物件は比較的空室が多い地域にある物件にもかかわらず、すぐに入居が決まりました。