日記とブログの違いは、秘密性だと思います。文具店では、鍵が付いた日記帳が多く存在しています。それに対してブログは、インターネット上にあることから、公開することが目的の一つであり、インターネット全利用者の25.7%が自分のブログをインターネット上に公開しており、その比率が、10代・20代では30%以上に跳ね上がります。(インターネット白書2007財団法人インターネット協会監修・インプレスR&D発行)
その点から、私は、日記帳をつけることと、ブログを書くこととは、似て非なり、目的が異なる、そう思います。様々なブログを拝見すると、自分の想いや趣味であっても、周りの人に伝えたい情報を公開していることが多く、記録を残すという要素に加え、自己表現という、とてもアグレッシブな意識を感じます。
そのような違いがあっても、日記帳をつけるという意識が高いと思われる日本人にとって、インターネット上で日記が書けるという切り口こそが、ブログというサービスが普及したことの最大の要素であることに変わりはないと思います。