街の大手文具店では、新年度が始まった時期のせいか、店内には多くの手帳が並んでいましたが、それに負けじと、これまた多くの日記帳が陳列されています。種類も豊富で、ユニークな日記帳もあります。
私が小学校の時には、夏休みの宿題に日記帳があったり、同じクラスメイトが日記帳を書いていたりと、日記という文化がとても身近にありました。最近は、「自分史」がちょっとしたブームという話も聞きます。文学的にも、日記は古くからあり、紫式部による平安時代の日記文学があり、日本人の日記という文化は、伝統的かもしれません。そして、ブログは、現代に登場した日記帳であり、これだけ多くの人々に急速に浸透したのも、当然なのかもしれません。
毎日の記録を残す、という意味で、同じ役割を持つ日記帳とブログを比較してみると、まず、日記帳という紙でできたノートと筆記用具で書かれていた日記が、インターネット空間とパソコンというツールに変わったことを指摘できます。