社員C
あの案件は、私が新卒で入社後、担当させていただいた初めてのビルでしたから。外観は落ち着いた感じで雰囲気の良い建物でしたが、竣工後20年近くたっており、所々傷んできた箇所が見受けられ、修繕の必要性が高まっていました。
課長
あれは、かなり長い期間を要したリニューアル工事だったね。
社員C
はい、ビル全体の防水工事、塗装工事、外壁タイルの補修を、工期3ヶ月かけて行いましたが、工事前の準備から、工事期間中の協力業者に対する施工管理、テナント様に対しての対応、オーナー様に対しての進捗説明等は、私にとっては初めての大きな仕事でした。
社員A
あの案件なら私たちも良く覚えていますよ。毎日、いっぱい、いっぱいになりながら、頑張っていたね。
社員C
正直、工事期間中は非常に負担の大きいものだと感じていました。でも、工事が終わりに近づくにつれて、傷んでいたタイルが元通りになったり、塗装が落ちかかっていた箇所が工事によって綺麗になったり、防水のシーリング材が新しいものになるのを目で確認できるようになるにつれて、建物が若さを取り戻していくように思えました。
社員B
わかりますよ、その感覚。担当させていただいているビルが、まるで良い相棒のように見えますよね。