マネージャーは、その役割として、チーム内のスタッフの状況を常に把握し、コントロールしています。では報告としてあげられる情報以外に、マネージャーはどこをチェックポイントにしているのでしょうか。私は、大きなポイントとして、そのスタッフについて、日頃の仕事のやり方や、今取り組むべき優先順位の付け方だと思います。つまり、マネージャーは、スタッフの普段仕事に取り組む姿勢から、様々な情報を吸い上げているのだと思います。
ここで着目したいのは、
Bと
Dです。この2パターンは、真ん中に導線があるだけでなく、各スタッフのデスクワークを把握しやすいという特徴を持っています。特に、現代の企業では、パソコンを活用した業務が増え、デスクワーク時にはパソコンの画面に向かっていることが非常に多くなっています。その状況を少し把握できるだけでも、マネージャーにとっては、チームをコントロールするための大切な情報源となる場合があると思います。
よく、デザイン会社などで見かける、全員が中央に背を向けて、窓側に向かって座っているレイアウトは、外の景色を眺めるためだけではなく、マネージャーが制作中のデザインを見て、アドバイスをしやすいような仕組みになっているといわれています。制作段階からチェックを行い、大きなミスを減らし、クオリティをアップしているのだそうですが、これは当社を含む他の業界にもいえることだと思います。マネージャーがデスクワークをチェックしやすいレイアウトは、トラブルを未然に防ぎ、業務のパフォーマンスを向上するのに良いと思います。