僕が当社へ入社した2001年は新卒の就職氷河期などと言われていて、周りの友人たちも、なかなか就職先が定まらず、社会人として世の中に出るためには、相当に苦労を伴った時期でした。
当時、学生だった僕の、働く社会人のイメージは、こうです。
自分のなかに、きちんとした考え方を持ち、自立して、社会人としてのモラルやマナーを持って行動するオトナな人、ましてや、企業のビジネスマンともなると、仕事中は雑談や冗談も言わず、黙々と仕事をこなす頭の良いエリート集団、そんなイメージを持っていました。
それはもう、僕たち学生とは全くもって別世界の異次元空間。そう思っていた僕は、社会に出るためには、それなりの覚悟が必要で、自立して、責任を持って生きていかなければいけないと、かなり固く固く考えていました。
それを証拠に、入社前の一時期、髪型を、僕の中のビジネスマンスタイルである七三分けに変えようか、どうしようかと本気で悩んだほどです。