続いて、オーナー様に対しPMがルーティンとして行っている業務には、テナント様との間をコーディネートする橋渡し的な要素が多くあります。例えば当社では、毎月行われるビルメンテナンスの予定表を各テナント様に直接訪問して、ご説明のうえお渡しするよう心がけています。これは、テナント様に対しての細やかな対応という側面の他に、毎月最低1回でも直接テナント様とコンタクトすることで、現場の状況をPMが把握しておくという目的もあります。
ここで吸い上げられたテナント様の情報も、毎月提出するレポートやお打ち合わせの際にオーナー様へ必要に応じ、ご報告することで、現場の状況把握をしていただくことができます。この現場理解こそが、実際に日々変化する状況にマッチングした運営をするための判断に欠かせないものだと考えるためです。
もちろん、オーナー様からのご要望を調整していくのもPMの仕事ですから、現場から吸い上げられたテナント様とオーナー様の要望の摺り合わせをしつつ、運営目的をふまえて、当社がバランスを取っていくことが、一番大切なことだと思います。